journal

静まりかえった空気が澄んでいる早朝..

まだ薄暗き時間に..目が自然と開く..

そして..雫で潤う一輪の紫陽花を摘みに庭へと..

そして..

私の1日は鼓動し始める..

その一輪の花..緑を..器に活ける..

大切な影が..

時空を超え響き心に届くように..

素朴ながら繊細に..その花の持ち得る..美を見出す..

シンプルな美の吐息を聴きながら..

その場で..もう一度..呼吸をはじめるように..

紫陽花の咲く..時がもうすぐ終わりを迎える

その美を永遠に残すために..写真を撮る

瞬間の美は儚いがそれ故に..美しい

毎年..その美が再び愛でれる様に

一本一本の成長を見ながら

小さな命..芽を残し

茎を切り..摘む

私の仕事は..華やかに花を活けるものが多く

花に囲まれ..花と共に日々が在る..

しかし..その日その日で..その花たちはカタチとなり旅立ち..

違う居場所で..花開き輝きを魅せる..私から離れた場所で..

その花たちの美の命が1日でも..

永く在ることを心から..祈りながら..

私は素朴な花の美を愛する..

そして..一輪だけをシンプルに活ける..

それが自分の癒される..大切な時間なのだと..

 Afin de répondre à l’amour après 22 jours…

 http://www.lafloricouture.jp/keikokataryyuda/